こんにちは、大昭和印刷紙業(株)の K です!
いつもブログを見に来てくださってありがとうございます。
(後ろに写っているのは工場のオフセット印刷機です!)
皆さんは、印刷というとインキや紙が重要!と思いませんか?
もちろんインキの量を調整したり紙を管理したりすることはとても重要です。
しかし、オフセット印刷をするうえで、他にもとても重要な役割をしているものがあります。
それは 「 水 」 です!
印刷に使う水は、ただの水ではなく、エッチ液(≒保湿液:水の表面張力を下げる機能がある)と呼ばれる薬品が混ぜられています。これを湿水(しめしみず)といいます。
「 湿水 」 を制する者は印刷を制す!!と言われているほどです。
オフセット印刷の版(=刷版:さっぱん といいます)は、水と油(インキ)の反発作用を利用して、まず刷版全面に湿水 を供給し、印刷しない部分は水が残り、印刷したい部分は水をはじきインキ(油)が着くようになっています。
版に着いたインキをゴム胴と呼ばれるブランケットロールに転写し、ブランケットから紙に転写(印刷)しています。
「 湿水 」 はオフセット印刷の仕組み上、なくてはならない存在なのです。
(この仕組みをはじめて知った時は、水なんて使ってたら紙がシワシワにならないのか!?と心配になりましたが、もちろんそんな事にはなりません)
この水がきちんと管理できていなければインキにも影響が出てしまうので、印刷物が汚れたり、質が悪くなったりしてしまいます……。
弊社でも、水を最適に保つために水温やエッチ液の濃度のチェックなど、厳しい管理をおこなっております。
日々の管理が印刷の品質に関わっているんですね!
(工場内 大量の紙とインキ)
印刷物を見ているだけではわからない裏話なども今後紹介させていただきます。
次回もお楽しみに!
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